夏の時期を快適に過ごすための便利アイテムとして「冷感クッション」が注目されています。まくら代わりにしたり、ひざの上にそっと置いたりするだけで「涼」を与えてくれるので、暑がりや汗っかきの人にはおすすめの一品です。

日本の夏が過ごしにくいと言われるのは、気温の高さに加えて湿度が非常に高いためと言われています。日差しの有無に関わりなく、どこにいても空気がじっとりとしていて、肌が湿気と汗でベタベタしてしまいます。そのため、ほとんどの人が「身の置き所がなく不快だ」と感じるわけです。そんなイライラに対処するための便利アイテムとしてご紹介したいのが、冷感素材を生地に織り込んだ「クール・クッション」です。肌に優しく安全な素材だけで作られているので、小さい子どもから大人まで安心して使うことができます。

冷却ジェルが入っていないのに涼しいのはなぜ？

クール・クッションには熱発散性と熱伝導性の高い素材が織り込まれています。そのため、クッションの表面が肌に触れると、肌から熱を瞬時に奪って拡散してくれるのです。そのため、使う人は肌に触れる度にひんやりとした感触を味わうことができる、というわけです。冷却ジェルなどを使用しているわけではないので、必要以上に肌を冷やしてしまったり、一定時間が経過すると効果が減退したりする、ということもありません。基本的には何度でも繰り返し使うことができ、また大半のクールクッションは洗濯機で丸洗いすることも可能となっています。加えて、通気性の良い素材を使用しているので、クッションの中に湿気がこもってしまいカビが生える、という心配がないのも利点と言えるでしょう。

真夏のお昼寝を快適にしてくれるクール・クッション

クール・クッションは用途に合わせて様々なタイプがあります。例えば、お昼寝時に使うための枕タイプや、就寝時用の抱き枕タイプがあります。最近では、可愛らしい動物の形をした枕や抱き枕が数多く登場していて、子どもたちを中心に人気を集めています。椅子やソファー用のクッションも豊富なバリエーションがあります。一般的な格子型のクッションに加えて、丸型や馬蹄型などのクッションも登場しているので、部屋の雰囲気やイメージに合わせて選ぶことが可能です。また、長時間座って仕事をする人向けとして、低反発素材を使用したクール・クッションもあります。固めの椅子に同じ姿勢でずっと腰掛けていると、筋肉が硬直して腰が痛くなったり、夏の暑い時期には湿気による蒸れも気になることでしょう。低反発素材を使用したクールクッションを使うと、腰にかかる負担が軽減されるだけでなく、熱を素早く発散してくれるので蒸れもほとんど気になりません。

車で移動する時や休憩する時など活用する機会は数多くある

クール・クッションは大きさや形状が異なるさまざまなタイプがあります。そのため、大人から子どもまで自分の好みや実用性に合わせたものを選ぶことが可能です。買い物などで自動車を使うことが多い人であれば、シートの大きさに合わせた椅子型のクール・クッションをおすすめします。お昼寝の時間を快適に過ごしたいという人は、抱き枕タイプを活用すると良いでしょう。特に夏の時期には、通気性と肌触りのよいリネン素材をカバーに使用しているクール・クッションがおすすめです。子育てに奮闘しているママさんであれば、子どもと一緒に休むことができる大きめの枕タイプを選ぶと良いでしょう。

クール・クッションは、暑さと湿気の不快感を解消してくれる大変便利なアイテムです。電気代がかからず、メンテナンスがとても簡単、というのも魅力的と言えます。「使い勝手の良いクールグッズを探している」という人は、ぜひ1度手に取ってみてください。