寒い朝は、ベッドから出るのが億劫……。そんな冷え込む冬の朝でも、すんなり気持ちよく目覚められるよう、ダイニングルームにひと工夫してみませんか? さわやかに一日の始まりを迎えられるダイニングインテリアの工夫についてご紹介します。
朝の光たっぷりのダイニング空間に
朝日には、人間の体内時計を整える働きがあるそうです。太陽の光が弱まっている冬の季節も、できるだけ朝日をダイニングにたっぷり取り込めるよう工夫してみましょう。
朝日を浴びると体が起きる?
もともと人間の身体は、一日を約25時間サイクルとして設定されているといいます。そのため、一日24時間のリズムからずれが生じやすく、起床時間も乱れがちに。そのずれを調整してくれるのが朝日。起床時に朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、リズムが整うのだそうです。
つまり、毎朝すっきりと目覚めるためには、起きてから数時間の間に朝日をしっかりと浴びる習慣をつくることが大切なのです。
ダイニング空間を明るくするインテリア
体内時計を整えるためにも、朝食タイムを過ごすダイニングはできるだけ明るい空間になるよう工夫しましょう。特に、窓からの日差しが奥まで届きにくくなる冬の間は、ダイニングテーブルを光の差し込む位置に移動させたり、レースのカーテンを光の透過率の高いものに取り替えたりしてみてはいかがしょうか。それでも、暗く感じる場合は、照明をプラスして明るさを補うとよいでしょう。
起き抜けの足元を温かくする工夫
起き抜けの身体はまだしっかりと体温が上がっていない状態です。ベッドから起き上がったら、長めの靴下やレッグウォーマーを履いて、足元を温める工夫をしましょう。足先の冷えは、筋肉量が少なくなるふくらはぎ周辺から始まっているので、足首やふくらはぎから温めるのがおすすめです。足元があたたまることで、早めに身体にエンジンがかかり、寒い朝でも活動しやすくなるそうです。
ダイニングでは、ほどよい厚みのあるマットを、キッチン台の足元やダイニングテーブルの下に敷いてみましょう。床面から伝わる足元のひんやり感を軽減できて、朝食作りがいっそうはかどりますよ。ダイニングチェアにはひざ掛け用のブランケットやチェアマットを用意して、下半身を冷やさない工夫を。さらに、ボア仕様のルームシューズやルームブーツがあれば、足元を冷えからしっかりと守ってくれますよ。
お気に入りの食器でめざまし朝食タイム
朝ごはんタイムはお気に入りの食器をそろえて、心地よく迎えましょう。白を基調としたシンプルな食器は、和洋どんなお料理にも合わせやすいうえに、朝日の光をほどよく反射するため、ダイニングテーブルを明るい雰囲気にしてくれます。
朝食を食べると脳が起きる?
朝食はお腹を満たすだけでなく、食べ物を噛むことで、脳に身体を起こすように刺激を与える効果があるといわれています。慌ただしく時間のない朝には、主食に手軽なスープをプラス。さらに、冷蔵庫に常備しやすい卵、チーズ、ヨーグルトなどを組み合わせましょう。朝の脳にエンジンをかけるのに必要なブドウ糖やタンパク質などの栄養素を簡単に摂取することができ、快適なスタートを手助けしてくれますよ。
お気に入りの食器で気分もアップ
汁物には、保温力の高いぽってりとした厚みのある陶器製のマグや、専用スープカップがあるとうれしいですね。明るい色やデザインの食器なら、朝から元気をもらえそうです。また、忙しい朝には、ワンプレート朝食もおすすめ。アカシアの木製プレートを使えば、カフェ風のすてきな朝食に見えてションが上がるうえに、多くの食器を洗う手間が省けて一石二鳥です。
明るいダイニングで朝のスタートを
目覚めたらカーテンを開けて、朝日を浴び、たっぷりの光が降り注ぐダイニングルームで朝食タイム。身体をしっかりと温めながら、不足した栄養を補えば、寒い朝でもしっかりと体と脳が目覚めます。明るいダイニングルームに変身させて、気持ちのよい一日をスタートさせてみませんか?