アートのある部屋からは、どこか生活へのゆとりを感じられませんか? 好きな絵や写真を飾ると、インテリアに個性が生まれるもの。壁に絵を一枚かけるだけで、生活感や無機質感を紛らわせてくれますよ。今回は、お金をかけずに、手軽に壁でアートを楽しむ方法を紹介します。
絵やガーランドはおうちで準備完了
「絵を飾る」というとハードルが高く感じる方も多いかもしれません。「絵はどこで買うの?」「値段はいくらくらい?」「絵の選び方なんてわからない!」といった疑問やお悩みの声が聞かれますが、なにもギャラリーで値の張る絵を買ってくる必要はありません。自分のおうちのインテリアですので、自分が気に入ったものを、簡単に飾るのが一番です。
パソコンとプリンターを使って
絵を探すときに活用したいのが、インターネットの画像検索。好きな画像を見つけたらプリントアウトし、フレームに入れるだけで十分立派なインテリアになります。
落ち着いたインテリアに合わせたいときには、モノクロプリントがおすすめです。タッチの違う絵を複数飾るとまとまりのない印象になりがちですが、モノクロなら色調を統一させることでまとまりが出ますよ。
ガーランドも手作り
ガーランドは、ひもを壁に掛けるだけで作成可能。飾りをつけなくても、何本かのひもを束にすることで華やかさが出せますよ。夏は麻ひも、冬は毛糸など、使うひもの素材や色を変えて季節感を楽しみましょう。
お好みで造花や紙の旗をつけてアレンジしてもすてきです。つける小物は部屋のイメージに合わせたものを選ぶと違和感なくなじむでしょう。写真やポストカードの壁への飾り方にお悩みのときにも、ガーランドが活躍します。ピンチを使って洗濯物のように吊るす方法は、定番ですが温かみを感じますね。
マスキングテープを使いこなす
いろいろな太さや模様があり、壁を傷つけずに貼り直しができるマスキングテープは、ウォールインテリアの強い味方。絵の四辺にマスキングテープを貼れば、フレームのような感覚で壁に飾ることができます。曲がってしまっても簡単に直せますので気軽にチャレンジしてみてくださいね。フレームを選ぶように、絵とマスキングテープの組み合わせを考えるのも楽しみ方のひとつです。
壁に自由に絵を描こう
マスキングテープを使って壁に文字やモチーフを描くと、ユニークで存在感のある部屋に。絵や写真を貼るだけでは難しい特大サイズのアートも簡単に実現できますよ。壁にメッセージを書いたり、大きなドアを描いたり……アイデアは膨らみますね! 手や服を汚さず壁に思いっきり好きな絵を描けるので、子どもも大喜びです。
おしゃれに見せる壁の使い方
壁の面積は部屋の中で家具や床よりも広く、部屋のイメージに大きく影響します。ついつい壁一面に飾りをつけたくなってしまいますが、インテリアはバランスが大切。壁を飾りながら部屋をおしゃれに見せるには、飾り方にコツがあります。
配置がポイント
複数の絵を飾るときには、サイズの違う絵でも下辺の直線をそろえて並べると、洗練された印象になります。または、ひとつの大きな四角形の中に並べるイメージで、四隅をそろえて配置するとまとまりが出ますよ。部屋中に絵を飾るのではなく、一カ所に集めるのもポイントです。
家具とのバランスを楽しむ
インテリアに統一感をもたせるには、家具やドア、階段などとの調和にこだわってみましょう。絵やフレームと家具の色合いをそろえたり、階段の段差に合わせて絵を並べたりすると、絶妙なバランスに仕上がります。
間接照明を使うとさらに雰囲気もアップ。角度を変えられるライトは、空間ではなく壁や絵に向けるのがおしゃれです。お気に入りの絵や写真を照らし出して、美術館のような特別感を演出してみましょう。
壁を活かしたインテリア
部屋の中で、実は大きな存在感を放っている壁。インテリアに活用しない手はありませんね。今回紹介した方法はすぐに実践できるものばかり。気分や季節に合わせて簡単に模様替えできるので、気軽に挑戦してみてくださいね。