ソファがあるとインテリアとしても部屋が落ち着いておしゃれに見えますし、なんといっても身体を預けてゆったり座れてうれしいですよね。でも、愛用しているうちに、汚れをつけてしまったり、へたりが出てきてしまったりすることも。大事なソファは、長くキレイに使いたいところ。ふさわしいお手入れ方法をお伝えします。
ソファの使い方で気をつけたいこと
家族がくつろぐソファ。でも、普段の使い方次第では、ソファの寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。では、どんなことに気をつければいいのでしょうか。
湿気や直射日光、同じところにばかり座るのはNG
ソファは、湿気を嫌います。湿気はカビやシミの原因になってしまうことがあるためです。また、湿気はダニの大好物。放っておくと、ソファがダニの温床になることも。ソファを湿気から守るには、窓から風をいれて換気を良くしたり、除湿機を使ったりして乾燥させましょう。また、日焼けや素材の劣化を防ぐために、直射日光の当たらない場所におくか、レースのカーテンやブラインドなどを上手に使って、日光を和らげることも大切です。座る場所にも気をつけて。同じところにばかり座ると、へたりが生じてしまいます。バランスよく場所を変えて座りましょう。
「ソファでは遊ばない」を徹底して
小さな子供にとって、ソファは絶好の遊具。ジャンプしたり、ジャングルジムのようによじ登ったりすることも。しかし、そうした使い方によって、ソファが壊れたり破れたりするだけでなく、怪我をするおそれもあります。また、ソファ遊びが習慣づいて、お邪魔したお宅で迷惑をかけるような事態も避けたいですね。子供が小さなうちから、物を大切に扱うという観点からも教えてみてもよいでしょう。
素材別! ソファのお手入れ・お掃除の方法
布や革、合皮、ポリエステルなど、ソファの表面素材はさまざま。それぞれの素材によって、日ごろのお手入れやお掃除の仕方は異なるので注意が必要です。素材に適した方法をご紹介していきます。
それぞれの素材にあった適切なお手入れを
布ソファは、ブラシや素材が傷まない吸い口をつけた掃除機などで、普段からほこりを取るようにしましょう。ポリエステルや合皮は、水拭きが可能なものもあるので、隅の目立たない部分で試してみましょう。生地をはずせるカバーリングタイプの布ソファは、洗濯できるものがほとんどです。
風格のある革ソファ。お手入れは慎重に
革ソファは風格もあり、使えば使うほど色合いや質感に味が出てくるという魅力があります。しかし、お手入れは、ほかの素材より少し注意が必要。革は水分に弱いので、水拭きは厳禁です。日ごろは、革の目にそってブラシをかけたり、やわらかい布で乾拭きしたりしてください。このとき、傷をつけないように気をつけて。
汚れてしまった場合は、中性洗剤を薄めた液をギュッと絞った布で叩くようにしてみましょう。革専用のクリーナーを使う場合も、まず、目立たないところで色落ちや品質の変化などがないかチェックします。傷や破れ、へたりが起きてしまったら、張り替えも検討しましょう。
大変! 飲み物をこぼしてしまったときは……?
ソファでお茶の時間を楽しむのは、よくあること。しかし、飲み物をこぼしてしまうと、シミが残ってしまうことも。せっかくのソファに目立ったシミがついてしまうと、外見上もどこか冴えなくなってしまいます。後悔する結果にならないためにも、すぐに適切な対処をしましょう。
中性洗剤を薄めた液で対処。素材ごとにふさわしい方法
万が一、ジュースやコーヒー、お茶などをこぼしてしまったら、まずは乾いた布やティッシュなどで水分を取り除きます。ポリエステル製のソファなら水拭きができるので、すぐに表面を拭けば大丈夫です。どの素材でも、にじんだシミになってしまったら、中性洗剤を薄めた液につけた布巾を固く絞り、汚れの部分を叩いたりつまむようにしたりします。その後、水につけて固く絞った布巾でソファに残った洗剤を拭き取り、しっかり乾かしましょう。しかし、前述のように革ソファはとてもデリケートなので、極力気をつけてこぼさないことが一番です。
上手なケアで愛用のソファを長持ちさせましょう
家族がくつろぎと憩いを分かち合うソファ。長く使えば愛着もどんどんわいてきます。大切にするつもりでお手入れしたはずが、誤った方法を選ぶと取り返しがつかなくなる可能性があります。お手持ちのソファに合わせたお手入れ法や急なトラブルの対処法をきちんと覚えておき、長くキレイにソファを使っていきましょう。