部屋をすっきり見せるには、収納家具をうまく使うことが大事です。チェストを使えば、散らかりがちなモノを隠してスッキリお部屋が片付きます。どんなお部屋にも合うチェストを使って、シンプルなお部屋作りを目指しましょう。

収納家具の中で、チェストは必須アイテムですね。寝室だけでなく、リビング、子供部屋、ダイニングなど、いろいろな部屋で活用している方が多いことでしょう。お部屋をおしゃれで居心地の良い空間にしたいなら、チェスト選びは大切です。収納力も大切ですが、収納するだけでなく、お部屋のインテリアの邪魔にならないチェストを選びましょう。実用性とインテリア性を兼ね備えたチェストの選び方をご紹介します。

チェストとは？どんなチェストを選べばいい？

「チェスト」は英語で「胸部」という意味で、大人の胸くらいの高さの小型の収納家具を指します。簡単に言うと引き出し付きのたんすのことです。日本で「たんす」というと、衣類を収納する家具のことですが、チェストの用途は幅広く、衣類だけではなく色々な使い方ができます。洗面所に置いてタオルを収納したり、寝室に置いてハンカチやティッシュ、コスメ用品、アクセサリーなどを収納することも出来ますね。子供部屋でおもちゃを収納したり、キッチンやダイニングでは、食器、ペーパーナプキン、キッチン雑貨などを収納したり、ゴミ袋やラップなどの実用品を収納したりと、使い方に制限がありません。どんな場所でも、どんな収納にも使える便利な家具なのです。

もちろん、クローゼットの中に置いて衣類を収納するのに使うこともできます。リビングやダイニングで使うなら、インテリアになじむナチュラルなテイストのチェストがいいですね。木目調のテーブルやフローリングと相性が良いのは、ホワイトやアイボリーのチェスト。天板が木目だと、ほかの家具との相性も良いはずです。お子さんの部屋で使うなら、引き出し4段くらいの、それほど高さのないものを選んであげると使いやすいでしょう。高さのあるハイチェストだと、お子さんにとっては上のものが取り出しにくく、引き出しに足をかけて上るなど危険行為につながりかねませんので注意しましょう。寝室やクローゼットの中で衣類の収納に使う場合も、それほど高さのないチェストを選びましょう。高さのある家具は圧迫感を与え部屋を狭く見せるもとになります。

チェストを使った収納術

引き出しのあるチェストは、当然ですが引き出しを閉めてしまえば中身は外から見えません。それは引き出しのメリットであり、デメリットでもあります。外から見えないからこそ、モノがあふれかえり、中がごちゃごちゃ散らかりがちになってしまうのです。チェストの中を使いやすく整理するには、引き出しの中のモノをいくつかに分類して収納しましょう。まず、①ほぼ毎日使うもの②週に数回使うもの③たまに使うもの④特定の季節やシーズンにしか使わないもの、の４つに分けてみます。引き出しの一番上は開けやすい場所ですから、ここには①のほぼ毎日使うものをしまいましょう。使用頻度の高いものを上の段に、使用頻度の低いものを下の段にしまいます。引き出しの中に仕切りを作って、モノの指定場所を作っていくのも良いですね。仕切りには空き箱を利用してもいいですし、100円ショップなどにある仕切りを使ってもいいでしょう。できるだけ、同じ種類のモノどうしまとめて収納すると使いやすくなります。

カッターはリビング、ハサミは洗面所、セロテープは寝室などと分散していたら、実際に使うときにいちいち面倒ですね。同じ種類のもの、一緒に使うものは、カゴや箱に入れてまとめて収納しましょう。使った後は同じ場所に返すようにすれば、どこに何があるか把握でき、時間の節約にもなります。お茶を飲むときのアイテム、手紙を書くときのアイテム、マニキュアを塗るときのアイテムなど、種類ごとにまとめて収納すると、すっきりと片付きます。ヘアピンには紙コップを利用したり、ピアスにはピルケースを利用したりして、小さいアイテムは散らばらないように収納しましょう。